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Sauntering  古錆日記・気に入った物、コトをつらつらと。

Nishi-tabi 2025 Day 3-2

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石鎚山・山頂から始まります。





この日、この時間に到着したことを喜んでいたのは
これから数分後に山頂神社の閉門式が執り行われるからです。
そもそも数日前から石鎚山へ登るのは決まっていたものの、
見ていたのはコースと天気だけ。


昨晩泊まった石鎚神社宿坊で神職の方との会話に遡ります。
神・・・神職 民・・・民草、つまりkkai


神「明日はどうされるんですか?」

民「はい、石鎚山へ登ります。登っちゃいます!」

神「じゃあ"へーモン祭”でいらしたんですね」

民「??(ヘ、へーモン祭?何か奇祭かなぁ)」

神「・・・あ、明日で石鎚山の頂上神社が閉まるんですよ」

民「え?閉まる?閉山ってことですか?」

神「そうですね・・・。神社の神事で"閉門祭"って言います。
午前11時から始まりますよ。もちろん参加可能です」

民「え?凄い!絶対行きます!」

神「私も行きますので頂上で声を掛けてくださいね」



という事で閉門祭です!


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と、言いつつ神事なのでカメラは出せず。。




法螺貝の宣誓より始まり、神職の祝詞、祈祷など
しめやかにつつがなく行われます。



全員身動ぎもせず、ふざける人も居らず、極めて厳粛な時間。



連綿と続く修験道の一端の最中に居ること、
成り行きの不思議さを覚えつつも自然にも感じた。




遠い国の山の上で知らない人達に囲まれ
今季の感謝を申すために頭を垂れている。
老若男女で祝詞・真言(と思われる)を復唱し、
子供でさえ淀み無く唱えている姿を見て感動すら覚えた。



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式典の最後に御神体を触る事が出来て、
ここに居合わせられた感謝とちょっとの願いを。
その後、神社の扉が法螺貝の合図と共に文字通り閉じます。


ついでに今年最後の御札をいただきます。



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頂上で神職さんにもお会いし言葉を交わします。

神「速かったですね。無事にお祭りに間に合ったのも良いご縁です」

民「ホントです。今回はこんなご縁をいただき色々ありがとうございました」




こちらの神職さんに教えてもらわなかったら
この時間に式が始まるのも知らなかった。
時間の掛からない尾根道なので
ゆっくりでも良いかと思っていたのだから・・導きだな。


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頂上付近はずっと霧の中。
だが、式の途中に一度だけ、さあっと晴れ間がのぞいた。
それはとても神々しく、温かくなった。
ずっと忘れられない風景となりました。




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薄着で結構滞在したので、寒くなってきた。
お弁当を食べたらそろそろ下山の時間。
(天狗岳は氷結しているので今回は見送りです)



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鎖場の下まで来ると樹氷も無くなり体もポカポカ。
いつも通り、下山はあっという間です。



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標高が下がったら山域を覆っている雲の下に。
極寒の下はとても穏やかな光に包まれてました。
この雲の隙間からの光が良いんだよなぁ。



まさにEvery cloud has a silver lining.
どんな雲も裏は銀色に光っている)
人生そのものだな。




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下山中も、とある感情にとらわれていました。
もうちょっとこの山に居たい、下りたくないなぁと。
下山がひどく寂しいって久しぶりの感覚だな、と。

これまでそこそこ様々な山を登って下りてきましたが、
今回のように強く思う事が見当たらない。


人と歴史が取り巻く山の温かさに感動したのかもしれない。
まるで祭り後の帰り道のような気持ち。
どうした、俺。




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この感情の源泉を考えてましたが
「四国だから」ということもあるかもしれない。

四国は初めて来た10代の頃からウェルカムな土地で、
今の今まで一度も嫌なことに遭遇したことがない。
お遍路さんの接待文化なども関係しているのかな。
こんな山の中まで浸透しているとは思わなんだ。

言うなれば、年齢と共にチューニングが合っていくような感じ、かなぁ。





そんな事をつらつらと考えている内に
登山口に戻ってきました。





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風は依然として強いですが、天気も回復しています。
もう安全地帯ということで安心に包まれながら
ゆったりと小屋でコーヒーを飲みます。

下山後の程よい疲れは心地よく爽やかです。
あとは車の運転を気を付けよう。




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これから石鎚スカイラインという素晴らしい道で
反対側へ向かいます。色んな景色を拾いながら。



(行きに通ったのは瓶が森林道(UFOライン)、
石鎚スカイライン共に日本百名道です。
まあ、今の今で初めて知ったんですけどね・・・。)






続きます。



Commented by cocondogrose2 at 2026-01-21 20:39
良き旅、良きご縁のお話をこうして読ませていただいて写真を拝見できて
心洗われるようです。

夫は愛媛出身、夫両親が愛媛に住んでいて帰省の折にはずっと石鎚山を見上げて高速道路を走っていましたが
登ったことはなく。平地は晴れていても冠雪している石鎚山は冬の思い出です。
11月の旅なのですよね?こんなに冬の装いになるのですね。

夫父は亡くなり今は夫母と姉夫婦が住む愛媛、わたしも四国で困った記憶はありません。
気候も温暖で冬でも日差し明るく蜜柑がなる山々の地にまた行きたいです。
「今の今で知る」これもご縁のなせる業かと(*´艸`)
続きもたのしみです~~。
Commented by yumechiyan at 2026-01-22 04:32
おはようございます
やはり導きってあるんですね 不思議です・・・
Commented by kkai0318 at 2026-01-22 19:15
cocondogrose2さん

こんばんは〜。
愛媛と深いご縁があるのですね!
しかも四国に行きやすい所なのでダブルで羨ましいです。
そちらからだと高速では石鎚山の横を通って行きますし、
下道も楽しいですよね〜。

そうなんです。だいぶ遅筆ですが11月の初めで
ちょうど冬との狭間の旅となりました。
雪が降っても良いように、アイゼンも持っていったのですが
ギリギリのタイミングでした。

ご家族の縁で愛媛通いはずっと続きますね。
ご主人は帰省ですが、知らない所で生まれ育つと旅になりますね。

何度も行ったので温暖さは分かります!
路面電車を初め、街の雰囲気も良いですよね。
また行きたくなります笑
Commented by kkai0318 at 2026-01-22 19:20
yumechiyanさん

こんばんは〜。
そうなんです。時々起こるのですが、良いタイミングや
ご縁に恵まれている気がします。
特段、信心深い訳でもないのですが
こんな時は何かを感じたりして。

帰宅後も家でお札を置いて感謝しています。
またご縁があると良いなぁ笑
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by kkai0318 | 2026-01-21 18:01 | | Trackback | Comments(4)