引き寄せの法則って信じますか?
私は頭のテッペンからツマ先まで信じております。
2019年の事ですが、リアルに夢にまで見た「庄内竿」が我が家に来ました。
これもミラクルなご縁があってのこと。
引き寄せる力を改めて実感した次第です。
引き寄せの実態は「強く想い続けること」に他なりません。
時間の前後はありますが、必ずそうなる。
引っ越しのゴタゴタで実家に保管してあったので
先日やっと引き取りにいってきました。
如何せん仕舞い寸も長いので・・・今になってしまった。
人から見たら只の釣り竿に見えますが・・・。
知っている人からすると普通の釣り竿ではありません。
歴史があり、他にはない特殊な竿なのです。
吹聴することにより語り継がれ残っていく。
「こう見えるけどこういうものなんだ」
各個人にこういった考え方があるだけでどれだけ文化を守れることか。
すごい難しい事ですが。
取り付けるリールも整備しました。
が、家の最下層の物置に長らく放置してあったので中は腐っています。
歴戦のリールなので、そろそろ引導を渡してもいいかな・・・。
オリムピックNo.500と言いますが、ロングセラーでベストセラーリール。
好々爺に貰い、自分の手元に来た時点で既にビンテージだった。
何度も磨いている内にメッキが剥がれ、真鍮の地が出てきている。
重利リールを知るまではこれだったのです。
ともあれ、小学生~中学生にとってはお宝のようなリールでした。
そういや昭和の釣り場とは実に不思議で、餌や仕掛け竿を貰ったり、
果ては家でご飯を御馳走してくれようとする人がいた(誘われたが行かなかったが・・)
それも一人ではなく、何人も。
今でもそんな人を見ることはありますが、子供の頃のようにすんなりとはならなくなった気がする。
あ、自分が大人になったからか(笑
当時は紅顔のなんちゃらの初々しさがあったのだな、多分。
声を掛けてくれる釣り人は大抵一人で、大体いつも同じ場所にいた。
彼らとしては孫と近い年齢の自分を、我が子のように見てくれていたのかもしれない。
自分も子供ながら無償の優しさに甘えつつ、心のどこかで歳取ることの寂しさも感じていた。
この優しさは家族にも向いているのか、自分も釣りを続けているとこんな感じになるのか。
ちょっと心配になる人もいたりして。
釣りに来ている人はどこかそんな空気を纏っていたものです。
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さて。
取り付けるリールをどうしようかと思っている時に思い出した。
別の用途で使おうとしていたリールがあるじゃないか。
ガサゴソと取り出してきます。
サイズや質感、機能とバッチリ。
2つはフランス土産に頂いた物ですが、
この庄内竿に付けるためにあったのか。
それくらいピッタリです。
左の一番小さいアルミもオリムピック。
右のリールはフランス製。
Praticという実にマニアックなメーカーです。
これは黒潮リールに似ています。
どちらが本家か分かりませんが、多分外国製の物が本家だろう。
当時の日本は海外の釣具をお手本にしていましたから・・。
アブの1500Cと比較してもこのサイズ。
アブを使っても良いのですが、洗練されすぎているのでミスマッチ。
しかし機能は断然いいので、釣りとしたらこちらを使うメリットは大きいのかも。
これはフライリールで使おうと思っていた物。
ALBEASというこれまたマニアック過ぎるメーカー。
こちらもデザインもオリムピックに似ている。
竿を少しだけ整備して、リールに糸を巻いたら釣りに行けます。
折らないか心配ですが・・・その前に魚を掛けないとな。
トミヤマ青年こと、富山誠一さんは2020年にこの世を去った。
タイミング的に巡り合わせの一つと思っています。
悲しくとも...前へ進もう。