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Sauntering  古錆日記・気に入った物、コトをつらつらと。

Nishi-Tan Roundwalk その6

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気持ちの良い稜線を歩いています。




人に全く出会わない登山。
何て晴れ晴れとするのだろう。(正直)




なので、この道朝1番のニンゲンは私。
かなりの数の鹿、鳥、ケモノたちに遭遇します。



しかし、警戒心が異様に高く、逃げていく足音だけを残して姿が見えません。。
鹿は数十頭が横切るのが音で分かります。



ホント何度も書きますが「絶対にイタズラしないから大丈夫」
というこの熱い想いをアニモーに伝えたい。



こちらは独りだし、ミラクルはあるかなと思いましたが・・・そうは問屋がおろさない。。





人間の信用度は相当低いな…。やっぱり。







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「 急 」の付くものは何もありません。
のんびりとした稜線を歩いていると、平地の雑木林を散歩しているような気持ちになります。







時々、急斜面が足元左右に切れ込んでいますが…。




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まさにパックパッキング。





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三脚のような切り株があったので撮ってみた。




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落ちたらただでは済まないので、慎重に・・・。




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赴くまま、何かを見たり写真を撮ったり。
枯れ葉を踏み締める音、遠くの沢の音だけ聞こえる。




頬を撫でる風は、微風。







そして1人。











この山行で宝のような時間でした。









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富士山は隠れましたが、あっという間に最後のピークも近くに。





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この鎖場を越えるとすぐ。(振り返った景色)










あ、その前に。







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畦ヶ丸避難小屋へ。






ここは本日(1月27日)に建て替えが行われます。
補強ではなく、古いのを取り壊し、全く新しく建てるそうです。






この畦ヶ丸の避難小屋は他とは少し違う。








そう、薪ストーブがあるのです。






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幾度となく登山者を暖めてきただろう。







そして、数々の登山者の憩いになった板間。





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非常に残念ですが、新たな時代に進むのには必要なのだな。。






残念。





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最後に火を少々。







ふと棚を見ると、缶詰の容器で作った蝋燭台が。






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これも凄い存在感。
ただの空き缶だぞ。





用途や置いてある場所が場所だけに、小さくてもとても重要な物。
相当使い込まれたのが表情から分かります。










小屋の暗さの中にポツリと灯る蝋燭…。
ボソボソと聞こえる山の思い出の話し声。
人の熱、湿度で窓は曇り、少しカビのような匂い。

寝袋が擦れ、鼾。
安いコッフェルがカチャリと音を立てる。









あぁ、また昭和が遠くなる。







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さようなら…。







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頂上はすぐそこで、標識を触り、すぐ後にします。
ノスタルジーが濃すぎて何だか居にくくなってしまった。





畦ヶ丸は秘境の山頂と呼ばれていた時代もある。
今なおその面影を感じなくはない。







木々の隙間から歩いて来た稜線を振り返る。





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台風で倒れた木々を縫いながら、下山していきます。こんな大きな木も倒れるのかと驚愕します。
でも、数が多いので段々と驚愕が薄くなる。


そう思うのに罪悪感があるのか、じっくり触ったりしてしまう。










ここから急な道になるので、ゆっくりと。








続きます。

Commented at 2020-01-28 06:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pallet-sorairo at 2020-01-28 18:56
畔が丸避難小屋、建て替えなんですね。
小さいけれど山頂手前で出会うとほっとする小屋でした
>あぁ、また昭和が遠くなる。
確かに…でも、きっと今の時代を感じさせる
居心地のいい小屋ができるのだろうなとそれもまた楽しみです。
Commented by kkai0318 at 2020-01-28 22:30
鍵コメさん(oさん)

こんばんは〜。
それはとても充実していたのですね。
月1と言えど、出掛けるのは楽しみだったでしょう…。知り合いがいて良かったですね。
その時は色々あったのだと思いますが、きっと必要な事だったのだと思います。

しかし、段々と人生観が変わるってとても凄い事だと思います。最後まで気付かない方もいると聞きますので…。
きっと行ったからこそ、今の出逢いや生活があるのかと想像できますよ〜。
お子さんも一緒に行ってたのですか?

そのお家も縁、出逢いも積み重ねた上の縁なんでしょうね。
自分も何かあると無性に山に行きたくなります。逆に、都会での生活に不満がない時は足が向かないように思います。

鹿、結構な迫力がありますよね(笑
自分もビクついてました(笑
コメント嬉しかったです。ありがとうございます!

Commented by kkai0318 at 2020-01-28 22:36
pallet-sorairoさん

こんばんは〜。
建て替えの直前に来ることが出来て、何となく一区切りで良かったです。

空がチラホラ見え始め、明るくなって来たところに登場する小屋なので、お気持ちはよく分かります。
逆に下から登って来た時の安心感も良いですよね。

無くなるわけでは無いので、新しい小屋でも時代の時間を重ね、愛着を持つ方が増えると良いですよね。
完成したら、友人を誘って行こうと思います。
Commented by ryuboku2 at 2020-01-29 23:57
建て替えられる前の避難小屋への思い、心に沁みました。

たくさんの人の手によって灯されてきた蝋燭台の存在感を見つけ出したkkai0318さんの審美眼!!

小屋の取り壊しと共にポイと捨てられてしまう前に、こうして写真に残されて本当に良かった。

空き缶を(家で)蝋燭台として使い続けてみようか、とさえ思い始めました。
Commented by kkai0318 at 2020-02-03 22:45
ryuboku2さん

こんばんは〜。
ご訪問とコメントをありがとうございます!
返事が遅くなりまして、大変失礼いたしました!

避難小屋ですが、今現在は取り壊されていると思うとかなり切ないですね。。
黒光りした床板、煤けた天井、使い込まれた燭台の空き缶…全てが素晴らしく見えました。

もしかすると、誰かが持ち去ってくれたら良いのにと何処かで期待しているのですが…。
新しくなったら様子を見に行ってみようと思ってます。

自分の家でも、蝋燭で過ごしたら素敵ですよね。キャンドルランタンを準備しました〜。
真鍮なので、年々と鈍く光ってます。
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by kkai0318 | 2020-01-27 22:10 | | Trackback | Comments(6)