------------------------------
川を中心にトンネルになっています。
光が反射して緑の世界。
友は楽しそう。
しっとりと自然の中を喜んでくれている様子。
まだ先があるんだけど…黙ってよう。
見上げたり、足元を見ても小さな世界がある。
友の楽しそうな姿を見て、同じく楽しくなります。
これ、大事。
「ドド…」
遠くに滝の音が聞こえてくる。
そろそろ一番の見どころ、七ツ釜五段の滝が近付いてきた。
ここら辺から少し登りがキツくなる。
頑張れ…。
陽の光も綺麗。
やっぱり良いです。
雨の後なので、少しだけ濁りが混じる。
------------------------------
歩き続けたので、ちょっと休憩。
豊かな水量の横で休憩です。
沢沿いになると冷たい風が吹き抜けます。
こんな感じでゆっくりします。
歩き続けるより、こんな風にゆっくりする為に来たのです。
ここでのんびりとご飯を食べます。
今日は軽量荷物で、ステッキのみ。
水筒は多め。
ここで昼寝したいなー。
------------------------------
ここの休憩場所を出たら、すぐに山を巻くように急登です。
最後の階段を登ると、折り返し地点まで到着!
ここも休憩場所になってますが、さっきの川沿いの所がベスト。
------------------------------
さ、友がゆっくり休憩している時に、記憶の確認をします。
少し登って、探しますが…。
あ、あったあった。まだ残ってます。
山の中に残されたエンジン。
随分昔に何かあったと覚えていて。
これは多分、ここのトロッコ道で使われてた牽引車のエンジン、だと思う。
巨大な謎のエンジン。
半分地中に埋まってますが、休憩所のこんな近くにあるのです。
どなたかまた来た時に見てみてください。
ごっついです。
(休んだから元気!)
ここからは緩やかな下り。
渓谷から離れ、昔々のトロッコ道を歩きます。
屋久島とか歩かれた方なら分かると思いますが、傾斜が緩く歩きやすい。
距離はありますが、良いシェークダウンです。
走る人もいる。
しかし油断してはいけない。
道の左は急峻な崖。
落ちたら…一発ですな…。
ここにトロッコを作った先人は凄いとしか言いようがない。
時々、軌道が出てきます。
細く小さいですが、断面は立派な線路の形。
時々見晴らしが良くなり、飽きさせません。
まだ続くのかと思い始めた頃、下に着きます。
行きに通った道とここで合流します。
橋を渡ったら、ビジターセンター着。
あと、ここの吊り橋を撮っておこう。
エクストリーム吊り橋。
もちろん立ち入り禁止ですがな。
平坦な林道を少し歩いたら…。
無事に到着!
大体10キロ程の行程ですが、前半は渓谷歩き
後半は歩きやすいトロッコ道の下りの構成。
どなたでも、体力が無くても、ゆっくり歩けばかなり楽しめます。
ここではコースタイム云々より、渓谷美をゆっくり楽しんでもらいたいなぁ。
確実にスッキリした状態で戻ってこれます。
秋が特に美しい。
朝早く出ると、天国の時間が長くなります。
そういえば…。
ほぼ山歩きが初めての友、意外過ぎる体幹とバランスの良さだった。
少しペースを上げても、しっかりと歩けることを自分でも感じていた様子。
多分怖さとかを感じないのかもしれない。
岩登りを楽しむ人に見られる傾向があるな…(笑
かなり面白くて、新鮮でした。
次の山も連れて行こう。キツくない所をね。
さてさて。
少しだけ続きます。