金沢に来ています。
そして、乗り継いで、鶴来(つるぎ)駅から歩いています。
本日…暑い!
Tシャツ短パンで来ればよかった…。
良い感じに歴史のある街並みを歩きます。
ん?
ふと見ると、トラディッショナルなお店にトラデイッショナルな物が。。
ここは…アタリだ。
加賀と言えばこつら細工。一度手にしたかった。
そう、竹ではなくマタタビの木で編んでいる。
ご存知、猫ちゃんの友ですが、こうした用途もあります。
確か秋だったか、水を吸ったしなやかな蔓枝を割いて作ります。
お店の方に話を聞きます。
これが立て板に水の如く、色んな話をしてくれるんだ。
うーん、たまらんばい…。
好きな方なら見て分かると思いますが、チョイスが良い。
特に箕が魅力的です。
100年以上使った物も見せてもらいました。
色の変化は多少ありますが、竹ほどではない。
しかも「まだまだこれから使える意気込み」を感じます。
触って分かるこのコシ……マタタビ、凄い。
いや…見ていて飽きないです。
様々な種類の品目ですが、地の物。
便利だからと遠くからの仕入れはしていない。
この風土に適した物ばかりです。
修理で持ち込まれたカンジキ。
これは限界らしいので諦めたらしい。
ただ捨てずに残してあるのが心憎いです。
こうして現物があれば、いつでも再現できるので…。
栢ノ木かな。爪が芦峅寺のように長くない。
知ってるカンジキとちょっと違うかも。
前もしっかり反っているのが手が込んでます。
見ての通り、細身で軽い。
箕とカゴが欲しいが、実際に使ってあげたい。
しかし家のカゴを思い浮かべたら…。
心をデモンにして、正直に話して、お店を出ます。
まぁ…帰ってきて、やっぱり求めとけば良かったとバッチリ後悔中ですが(笑
ここは近くに来たら、寄るべし。
辻太商店といいます。
------------------------------
少し歩くと川に出ました。
!!
水量が半端じゃない…。
その…怖くなる位です。
雪解け水のような色です。
ここから出ているが、歴史的な物に違いない。
後で寄ろう。
何度見ても凄い迫力…。
ささ、目的地に着きました。
白山比咩神社です。
なぜここに…と言うのは、白山に登ったときに頂上で登山者と
ここの話をしたからです。全国の白山信仰の総本山だと…。
ご本尊を先に登ってしまった形ですが、やっと来ることができた。
まぁ、だいたい小さなキッカケです。
あっ。
ここに入って、雰囲気が変わった。
よく分かりませんが、こういう時がある。
信仰とか特にないですが、いつも自然を信仰している気がする。
御神体が山とは納得できる所が多いにある。
境内の空気感で心惹かれるものがある時はすぐに分かるかも…。
良い風が吹くというか…。
阿形の獅子も笑う。
ここまで来たお礼のお参りを。
願いではなく、お礼をするようになったのはいつからか。
奥でお祓いが始まり。
結婚式も丁度。
何だか縁起が良いです。
境内は健やかな空気です。
ここから少しの所にある小松にもご先祖さんがいます。
気まぐれに決めた事ですが、呼ばれた部分があるのかも。
お参りを済ませると、金沢に来た実感が湧いてきた。
何だかホッとして、お手洗いへ。
ん…?
むむっ。
何だこれは。
落ちてる、と言っても良いような扱い。
見たことあるような、無いような…。
小糸製作所…。
まあ、あり得ないと思いますが、機関車のヘッドライトだったりして。
大きさは此の位。
結構大きいのです。
もしや、とか考えると面白い。
そう思い至る理由は…。
このお手洗いの目の前の建物。
ちょっと町の雰囲気と違うし…。
これは一体なんだろうと、行きに気になってたのです。
ピッタリなタイミングでドアが開き、工事の方に話を聞くと…。
ここは旧加賀一の宮駅舎だったのです。(鶴来駅が途中駅だった)
(行きに撮った表口)
帰りに歩いていたのが、線路跡の道路だったみたいです。
という事はあのライトは汽車関係の何かであるかもな。
一応あのライトの話をしておきました。
何かこじ付けな部分もありますが、夢があるなぁ。
SLのパーツかもって。
駅舎跡は休憩所になるらしいです。
中二階とか、良い雰囲気でした。
鉄分多めですが、続きます。