夜中に作業が続いています。
今、絶賛レストア中のドライバーを。
アンティークのマイナスドライバーです。
持ち手の木が腐っていたので、新しく木を嵌め込んでみました。
梅の木の原木から削って取り付けてみましたが、電動系を使わずに手作業なので時間が掛かる・・・。
使った主要な工具はこれだけ。
製材されていない自然の枝を、平らにするって思ったよりも大変。
やってみないと分からないのだな。
片方だけだか、とりあえず形になったので・・・。
え?ほんとに片面だけじゃん・・・って思ったと思いますが・・・。
大変だったので、心が折れました。
もう片方はまた近日・・・。
この後も2本留めるボルトを作らないと・・・。
いや~しかし只のドライバーだな・・・(笑
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夏に向けて準備を進めていた所、懐かしい物が出てきました。
フライフィッシングでは毛鉤も自分で作る訳ですが・・・。
こうした完成品のフライも、販売しています。
ただ、その完成品のフライもクオリティは様々。
その中で、このフライは買うべきというもの(作れない)です。
こちら、"レネハロップ一家"のフライ。
世界的に最も知られたタイヤー(フライを巻く人)かもしれません。
アメリカのヘンリーズ・フォークでこれらを作っています。
その作品の中でもアイコン的なフライ「サイドワインダー(ノーハックル)」です。
細部までの作り込みは、水面に浮かすとまるで生きているようです。
使うのが勿体なくて、一度しか出番がありませんでしたが・・・。
やっぱりヤバいな・・・。
どこから見ても、整合性というか、バランスがいい。
やっぱり勿体なく思えます。
高価ということもありますが・・・。
浮かせる専門なのに、このボックスにはニンフが入っています。
当時、保険のような感じで・・・・。
ちょっと男らしくない、みっともない部分であります(笑
この透明のケース、結構好きでいまだにたくさん持っています。
見やすく軽いので現場向き。
アルミも雰囲気は良いのですが、数を持つと重い。
Sweden製。
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さて、もう一つ。
これもレネ・ハロップと同様、懐かしい人には懐かしいかも。
ティムコの「HOTARU」
電池を入れて。
首に掛ける。
これでスイッチを入れると・・・。
こうして首から下げたまま、Youtubeが見られる訳です。
現地で釣り方を忘れたとか、糸の結び方、釣り場や天気を調べたい時に活躍してくれる・・・訳ではない。
本当の使い方は・・・。
明るくて分かりづらいな。
電気を消そう。
こう見えるわけです。
釣り場で釣れる時間は朝の暗い内か、夕方の暗闇。
その時に何も見えなくなってしまうので、こういった物を使う。
こうして透かしてフライを交換します。
外部に光が漏れにくく、青い光は波長が短いので、魚に気づかれない(はず)
首に掛けているので両手が使えます。
フライの交換もはっきりとしたシルエットでやりやすい。
細い糸もしっかり見えます。
一見メリットばかりのように見えますが・・・。
スイッチが押しにくくて、手袋をしているとほぼ押せない。
首に掛けているので、ラインが絡まる。(イブニングはちょっと興奮気味、焦り気味なのです)
で、そんなのが続いた後、電池が切れて軽くご立腹のち、お蔵入りに・・・。
市場から消えたのもそんな理由でしょう。
これを見た後も、目が眩むこと無くある程度は見えます。
電球だと眩むので、そうはいかない。
今思えば、なかなか考えられているのかも。
青を見ると冷静になれるというし・・・。
おしまい。