2015年 09月 27日
The beginning of autumn 7
最高所の峠から一気に下ります。
バイクのエンジンを掛けずに、慣性で下ってみます。
原動機無自転車。
音もなく静かに下ります。
そして気付きましたか?
植生の多様性に。
(写真は下りながらなので、上から段々標高を下げていっています)
尾根を幾つもトラバースしているので、山によって植生の分布が多少違いますが
何気なく見ていたら、どんどん変わるので、ちょっと感動していました。
植物にとって、斜面の向きと標高って大事。
車だとその様子は感じなくて、歩きでも時々気付く程度。
自転車くらいのスピードが、変化に気付きやすいかも。
この辺りの植物が、びっくりするほど短い時間で移動をしたことになります。
陽があたっていると何もかも美しく見えます。
行きの曇りの中では、気にも留めなかった景色が輝いて迫ってきます。
水の流れがキラキラしていて、立体的。
やっぱり太陽はすごい。
先程まで山の上から見ていた、雲の部分にあたる場所まで降りてきました。
辺りは晴れているのに、霧状の雲で光が拡散され、明るい。
眩しいくらいなのに、キーンと耳鳴りがするほど静か。
時々ハチ・アブの羽音だけ聴こえる不思議な景色。
音もなく速く流れる雲を暫く眺める。
雲の中もいい。
目まぐるしい動きに、すっかり感動してしまった。
ここを越えると、集落です。
麓は収穫の季節。
風に甘い香りが混ざります。
とある農園に行きます。
「ぶどう食べt・・いや、ぶどうをください~!」
「あいよ~。バイクで来たの?巨峰?」
「うーん、一番ホットで甘いやつを・・・一房おいくらですか?」
「一房?キロ単位だからね~」
「なるほど・・じゃあ二キロ程・・・?」
「二キロ!?バイクでいける?それだと結構量あるよ?」
「!?」
「じゃあ一キロで・・」
「あいよ。一キロね。・・・巨峰だと〇〇円でいいよ~」
「!??(安い、安すぎる。ほぼワンコインじゃないか・・)」
一キロ分をその場て採ってもらって見ると結構量が多い。
あの品種はどんな味なんですか?って聞くと一房取って試食してみて、と。
どれどれ・・・プチュッ!
おぉ・・・うんまい!
濃厚で甘~い!
じゃあ、あっちの品種は?
おおっこれもいける・・。
また違う濃厚さだな。
「じゃあ、これが一キロね。あ、その手に持っているのも持って行ってね。それ甘いでしょ?」
「!??甘いです!」
「次は車で来たほうがいいよ~。帰りは気をつけてね。またおいで~」
「ありがとうございます!」
結局合わせると結構な量になってしまった。
きっと市場価格じゃないな。すごいかも。
家族で忙しそうに収穫していました。優しい人達で、とてもいい雰囲気のブドウ農家さんでした。
笑顔で農園を後にすることができました。
ここはまた来よう。
・・・家でぶどう三昧です。
無事に帰れたら。
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その後も順調に走ります。
甲府盆地を抜け、一路横浜へ。
国道20号線の渋滞に捕まり、路上で夕暮れを迎えます。
とても充実した週末でした。
おしまい。
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今朝の澄んだ空気が更に清々しくなりました!
そして葡萄❤美しい~❤
そして、間違いなく美味しい!
今からでも走って行きたくなります。
いつも素敵な景色をありがとうございますヾ(≧▽≦)ノ
おはようございます。
いい景色の連続でとても良い旅でした。
朝の清浄な空気感が続いているようでしたよ~。
やはり山は良いですね。
葡萄・・並んでいる様子は綺麗ですよね。
この時、夕日があたって、色がよく出ていたんです。
もう、甘くて美味しすぎました・・・。
家に持って帰ったのもあっという間に食べて・・(笑
こちらこそありがとうございます~!
おはようございます。
いい旅でしたよ~。最後はやはり渋滞に巻き込まれましたが(笑
こんな良い天気だからみんな出掛けたかったんでしょうね。
ダムは同じく怖かったですよ・・・(笑
この季節の夕暮れは切なさ満点ですよね。
自然現象が強く心に響く季節でもあります。
山から下りてくるときの風景、
いいなぁ、きれい~、
ここどこやろ?
なんて思いながら下りてきたのですが、
ぶどうを見てもう釘づけ!!
さっきの風景はどっかへ。(ごめんなさい)
こんなにたくさん粒がそろってい~っぱい!!
我が家のとは大違い。
行きたいな、と思いました。
渋滞の道さえこのバイクにぶどうを積んでると思うとうれしくなって見入ってしまいました。(ふたたびごめんなさい)
確かに秋の夕暮れ時は切ない気持ちになります。
こんばんは~。
山から下りて来る時は、いつも心が晴れやかです。
なので景色も倍増しで綺麗に見える不思議!
とても印象に残りますね。
葡萄はこの通り、一番いい季節だったんです。
凄いですよね。ちょっともぎ取って、モグモグしたくなるくらいあちこちになっていました。
ここはフルーツ天国ですよ。好きならキョロキョロしてしまいます。
そう!葡萄を積載しているので、慎重に走りました。
意識していたのは同じですよ(笑
粒を潰さないように、ゆっくり走りました。なのでこんな遅くになってしまって・・。
秋の夕暮れ、何度も振り返りながら見ました。
もうこんな景色が見えるんだって思いながら・・。
季節の巡りが早いことに驚き、感慨深いですね。