2015年 03月 11日
群馬へ 3
街道筋をウロウロ。
いい感じに寂れてて、いい感じに生活感があります。
逆にリアリティを感じます。
そして時々差し込まれたように、古い建物が。
(差し込まれたというか、時間が止まったような)
生々しい。
歴史を僅かに紐解いたばかりなので、余計にそう感じる。
あ、そうだ。
10年前に来た時、気になった所に行こう。
まだあるかな・・・。
あった。
とってもいい雰囲気を放っていた旅館。
ここに泊まりたいな。
朝早く到着、荷解きをして、裏を流れる神流川に釣りに行く。
一日中、山女魚と遊ぶ。
暗くなってきた頃に宿に戻って、一日の疲れを温泉で落とし、夕餉の時間。
お腹がいっぱいになったこ頃には、外はすっかり涼しくなっていて窓を開ける。
浴衣で窓に腰掛けて、往く人を見ながら夕涼みをしてみたい。
・・・とこんな妄想が絵になる宿です。
いつか。
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峠を越えて、埼玉県側に出ます。
峠で休憩。
後部座席には籠と笊を。
求めてしまいました。
この2種は欲しかった形なので、お持ち帰りです。
笊は2,30年前、籠は100年前の物。
非常に求めやすい値段でしたが、それは逆を言うと、人気がないということなのでしょう。
こうした本物が評価されず、非常に残念なことです。
安い代用品が多いので、そちらに負けてしまうのでしょうか。
持ってみると頑丈で堅牢。でも軽い。
いい竹で、手間を掛けて編まれています。
よく資料館等で見る籠ですが、常々良いデザインで、使いやすいんだろうなって指を咥えて見ていました。
実際に手にとって見ると・・その剛性感にときめきます。
長く使うのを決意して求めました。
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峠を越えていった先は・・・。
秩父事件資料館。
廃校になったばかりの小学校が、現在は資料館(交流館)として機能しています。
校庭に車で入るのは初めて。
ここは秩父事件の参加者出身の耕地(集落)。
資料館も目的でしたが、出身の耕地の雰囲気と空気を吸ってみたかった。
自分の手持ちの資料に、現地の雰囲気という肉付けをしないと、と思ったからです。
イメージしやすいのです。
生の資料なので、入ってくる。
心打たれ、様々な思いが去来する。
事件が事件だけに、そう多くない資料でしたが濃い断片でした。
若い人を中心に、結構人が居た。
興味がある方が多い事に、嬉しさを感じました。
次は集落を集中して歩こうかな。
さあ、そろそろ時間。
家まで下道で帰ります。
ワイパーが壊れていたのを思い出した・・。
初の「人力ワイパー」で運転します。
霧雨が一番視界が悪い。
天気と同じで、しっとりした休日でした。
おしまい。
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