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Sauntering  古錆日記・気に入った物、コトをつらつらと。

MAP

山道具で実は大事な物。



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地図。

高度計を持っていようが、コンパスを持っていてもこれが無いと始まらない。
画像に写っているのはもう古いモノなので、多少のルート変更はあるかも。
災害やらで登山道は変わっていくものです。
長くやっているといつの間にやら大量になってきます。
同じ山域でも年代だったり、ルート別だったりで増えていくものです。


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拙い字で要所をピックアップ。
当時通ったルートは全て赤線で引いていました。
山域によっては真っ赤になる事もあります。

改めて見ると良くここまで行ってたな、という感じです。
現在、激しい登山をやった当時より山行は減っていますが、当時と違う視点で登れる事に喜びを見出しています。なので登山人生のピークを過ぎた感じは全くしません。
10代には10代の、20代には20代の…それぞれの山があります。
歳と共に変わっていく登山観ですが、歩けなくなるまで登り続けて行ければいいと思っています。


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ごくごく一部。


山を始めた中学生の頃から地図が大好きで、暇さえあれば読図していました。
新聞のように眺めていると地形がムクムクと想像できて飽きないのです。
実際に行った時も、予想通りだったら結構嬉しい。
「あそこで見晴らしが良くなる」「岩場が出てくるな」とか。

よく夢想していたのが懐かしい。







大幅に逸れます。



子供の頃、良く遊んだ川、公園、森、建物。
仕方ないと思いながらも街の整備やら美観感性の欠如で、懐かしめる場所が日々減っている日常。
そういった思い出の対象が無くなる時、悲しく残念な気持ちになります。



しかし山は違う。



小屋の建て替えや災害での地形の変化はあれど…。
ツライ登りの果てにある休憩にぴったりな岩。
寝っ転がって昼寝した平らな岩。
危うく落ちそうになった場所。
カモシカを眺めてた稜線。
気持ちのいい草原。
天国のような高山植物の花畑と。
その場所に行けばいつでも記憶の引き出しを開けられます。


しみったれた感情の持ち主である自分が懐かしむには十分。
唯一変わらない場所。どんなに歳を取っても。


そんな場所が山なのです。


新鮮な感性だった当時を思い出して登っている、と言っても過言ではありません。



たまには激しく登りたい時もありますが…。
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by kkai0318 | 2012-05-22 23:55 | 登山道具 | Trackback | Comments(0)