2011年 09月 14日
STUBAI 第一夜
70年代のピッケル。
国はオーストリア。現在もある会社です。
このピッケルは、様々な困難を乗り越えてきたピッケルです。
日本の気象史を支えてきた物。
おそらく70年代の製作と思われます。
”アッシェンブレンナー”というオーストリアの登山家の名前を冠したモデル。
先日のピッケルでも取り上げたように、当時のピッケルは著名な登山家、ガイドのモデルが多い。
このモデルは大人気で、日本にも数多く輸入されました。
「人食い山」と呼ばれるヒマラヤ・ナンガパルバット(8125m)と所縁が深いモデル。
アッシェンブレンナーも登頂に1932年1934年と続けて参加。
1934年には7800mまで到達しましたが敗退。
約20年後、遂に初登頂された1953年には登攀隊長で参加していたという執念。
天才クライマーと呼ばれたヘルマン・ブールが単独登頂した時です。
この1953年はもはや伝説です。
手元に2本。
第二夜に続きます。