2011年 08月 17日
箱(英製)
フライボックス。
水生昆虫を始め、甲虫、幼虫と虫の名が付く物を模した
「フライフック」を収めて置く箱。
BOXなぞ何でもいいのですが、元来アルミの箱が好きなので、例に漏れず…。
Richard Wheatley。
「…繊細で金属と感じさせない造り…云々」とか良く紹介されていますが、
さすが英国製。使っている方なら分かりますが、意外と荒々しい。
その証拠に…。
本来なら裏に刻印されているのが表にも。自社ネームプリントの場所に掛ってるってのに、一切お構いなし。
製品上、日本では有り得ないですが、そんなとこが好き。
水に落としても、多少手荒い扱いをしても、中のフライは完全にプロテクト、
あなたの釣りを完璧なものへ。
…してくれません。びっしょりです。凹みます。傷つきます。
噛み合せも自分で調整しないといけません。
そんな箱ですが、シンプルの極みで現場で使い易い。
「現場で、」というのが大事です。
いつしかたくさん集まってきます。
開いているのがアメリカのORVIS社とのコラボBOX。
コンパートメントになっていてインデックスもバッチリ。
形が崩れたら困るフライを入れます。
これも英国モノですが、メーカー不明。相当古いものです。
とある人がたっぷり使用した後、譲ってもらいました。
1900年代初頭の物。形から推測するにホイットレーだと思うのですが。
自分の求める理想の雰囲気。
これらのモノを知る前は、アメリカのパーリンというのを使っていました。
それも安価ながらしっかりしたケースです。
絶版のくせに入手は簡単というモノ。
「フライはアルミの箱」
という概念は、友人の兄に刷り込まれ、ここに至るといったとこ。
もはやズブズブです。
フライ発祥国の、夢のある小箱。