2011年 07月 10日
Tatsuno day2
さて。
前回より大幅に持ち物を変化させたキャンプ。
ちょっとの考え方で気持ちがだいぶ変わります。
キャンプ中に気付いた方もいるとは思います。
こういう心掛けも日常生活でも応用可能です。習慣然り。
沛雨驟然
後
つるべ落としに日が沈み、じわじわ夜がきます。
聴こえるのは川の音だけ。
声のトーンが落ちて、暗めの灯りが落ち着きをくれます。
こんな時にポツリポツリと話す会話は、意外と忘れないものです。
星野道夫さんの言っていた事を2,3想い出します。
「アラスカの自然を旅していると、たとえ出会わなくても、いつもどこかにクマの存在を意識する。
今の世の中でそれは何と贅沢なことだろう。クマの存在が人間が忘れている生物としての緊張感を呼び起こしてくれるからだ。
もしこの土地からクマが消え、野営の夜、何も恐れずに眠る事が出来たらなら、それは何とつまらぬ自然なのだろう。」
想い出しついでに、
星野道夫さんの撮影に同行した編集者のコメントも印象深いです。
「東京での仕事は忙しかったけれど、本当に行って良かった。
何が良かったかって?それはね、私が東京であわただしく働いている時、その同じ瞬間、もしかするとアラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない、それを知ったこと…
東京に帰って、あの旅のことをどんなふうに伝えようかと考えたのだけれど、やっぱり無理だった。
結局何も話すことができなかった・・・」
「旅をする木」
熊の居るエリアにキャンプする時に、この2つの文をいつも想い出します。
普段とは違う空気が、遠くに来ている事を実感させます。
ここまでお付き合い頂いたついでに…。
好きな所をもう一文
”私たちはアラスカの氷河の上で野営をしていて、空は降るような星空だった。オーロラを待っていたのだが、
その気配はなく、雪の上に座って満天の星を眺めていた。月も消え、暗黒の世界に信じられなぬ数の星がきらめいていた。時おり、その中を流れ星が長い線を引きながら落ちていった。
「これだけの星が毎晩東京で見られたらすごいだろうなあ・・・夜遅く、仕事に疲れた会社帰り、ふと見上げると、手が届きそうなところに宇宙がある。一日の終わりに、どんな奴だって、何かを考えるだろうな」”
「オーロラの彼方へ」
明日も頑張ろうという気になります。
続きます。
濃密なキャンプだったんですね!?
写真と文章で伝わってきます^^
こんな時は五感が敏感になってきますよね〜
私も週末はそんなキャンプでした♪
さて、次の計画でも練りますか!
そうですね!次の計画は…。釣りですよ、釣り。場所は…。木曜日に!
誰かさんが京都に行ってる時にこっそり決めましょう(笑)(笑)
しかし、富士山の登山ライン綺麗でしたね。7月1日に山開きだったそうです。