2011年 06月 28日
来訪。
ピッケル磨きに精を出していると頭に何かが乗りました。
んん、ムカデさんかな?戦 (いくさ)かな。
と、触るとポトリ。
ゴマダラカミキリ。街中では久し振りに見た気がします。クワガタ採りでよく見かけました。
触角の動きがせわしない。岩手の鹿踊りのよう。触角ブンブンが始まると飛翔の合図。
全国にみっちり分布していて、ある農家では害虫指定されています。
まあ、カミキリ系は幼虫さんが木の中を掘るのが大好きなので、木に関係した仕事の人からは疎まれてもしょうがないかも。
自慢の顎で木を倒す位の実力を持っています。
なんて説明しててもしょうがない。捕まえて逃がそう。
飛翔能力は非常に低い。マヌケなほどです。
甲虫は硬い羽を一旦広げて、中の柔らかい羽を出さないと羽ばたく事が出来ない。
このカミキリは広げてからが遅い。飛ぶ音もベベベベべと効率が悪そう。
照明の紐を伝って逃げる。逃げる。速そうだが、ゴキブリも鼻で笑うような遅さ。遅さ。
挙句に自分の足に足が絡まってるし。
「捕まえてみなさい。」位の構図だが、あっさり捕獲。もうホント造作もない。
捕まえるとキイキイ鳴く。「はいはいキイキイだね。」と外へ。
外に出すとでかい羽音で飛んで行ってしまいました。
…しかし。どこから入ったの?
そんな夜です。