2011年 06月 01日
注油
やっぱり、リールです。
大きなメーカーのリールはいい。
モデルチェンジを繰り返し基本的には次第に使いやすくなる。
ユーザーの声やら、リコール等で、欠点が克服されていくという正しいプロセスを経て
市場に再登場するからです。
これはどんなメーカーにも言える事ですが、実に健全なことなのです。
ただしどれも”個性”に乏しい。
とはいっても実際に壊れにくく使いやすいので、幾つか持っています。
反して一貫して同じ物を作り続けているメーカーもあります。
機能が程々完成されているから改良をあまり入れなくてもいい。
製法を頑なに守ったり、設備投資しないからというのもありますが…。使う側が慣れるような感じです。
こういったメーカーの物は得てして最初は使いにくい。ただし、馴染んだらバツグンに使いやすい。
さらにその人だけが。
時間掛りますけどね。
デザインとか突っ走ってるのは、こういったメーカーが占めてます。
ですが…最近は減ってきました。そういうメーカーが。
好きなのがそういうモノなので非常に悲しい限りです。
それらを作っていた人も、売れないから辞めちゃったりしてるんでしょう。淘汰されて。
釣り道具だけを掻い摘んでも非常に良く感じます。
馴染み、自分だけの調子とかもう伝説になりつつあります。
馴染むまで待てないせっかちな人が増えたのかな~。
まあ馴染みと言ったグレーゾーンが数値で表せるようになったからか、素材の進化か
生産性の向上なのか。
悲しい。
このアメリカのリールメーカーも現在消息不明です。
素材、システムは比較的新しい方で、デザインに光るものがあります。
持った時に指に引っかからない滑らかさが、他のリールには無い仕上げ。
上品な色もロッドに馴染む。
フライやる人は見た目、作りこみ、機能に五月蠅いんだな、これが。
あとは釣果のみ!!!(笑)
でもセンスはバツグンですよね。やらないボクでも道具の雰囲気良さが伝わりますから。
前日に入って、糸に魚つけて流しておこうかな(笑)