師走。
超が付くほどバタバタしています。
それなりにストレスが凄いと言う時期ですが…。
その反動からか、家に帰ってから集中した作業をやっています。
手を動かしてると不思議と落ち着くんだな。
歩くのと同じで、没頭すると時間を忘れ、雑事を忘れる。
ほぼ毎晩のようにやっているのは、これ。
双眼鏡をバラバラに。
仕組みは単純で、ドライバー1本で大体OK。
これは戦前の双眼鏡ですが、あちこち汚れてやりがいのある仕上がり。
回す、外す、磨く。
それだけで見え味シャッキリで気持ちいい。
専門知識はありませんが、
幾つもバラバラにしていると何となく掴めてきます。
レンズは磨き、可動部分の古い油を取って
新しくグリスアップ。
双眼鏡は絶対に油が必要な部分と
絶対油を付けちゃいけないという、極端な個性が同居しています。
アンチノミーというか二律背反というか。
時々トリッキーなネジとかありますが、
それらを考えてクリアしていくのが気持ち良いのです。
作ったメーカーとの対話をする感覚。
「ここまで面倒くさくすることないじゃんか」や「雑ぅ!なんでここのコストを抑えたの?」、
「病的に凝ってるな・・・」、「げげ、このパーツ作った人凄すぎる」なんて感じです。
この手の物は、初見での無理矢理とか力任せは厳禁。
優しくジェントルに様子を見ながら。
それでも駄目なら強引に押し倒します(?)
パーツによっては知恵の輪のような物もある。
このライトの下でやると…。
このように反射します。綺麗になると良い映り。
レンズの曇り、汚れやカビを確認。
これは表は綺麗ですが、裏はキチャナイ。
昔の光学機器は金属ばかり。なので大体何とかなります。
現代の双眼鏡はバラバラにしたことありませんが、
カメラのレンズを見る限り樹脂パーツが多そう・・・。
この手の物はパーツ命、です。
いつの間にか没頭して、夜中…。
まだやる事たくさんありますが、今日はここまで。
メンテ控えが数多くありますが、それぞれ個性があって楽しい。
納期が無い物は、心の赴くまま好きな時に好きなだけ補修出来る。
完成次第、野に山に。
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