海側から山に入ります。
友のオススメの場所へ。
風祭から更に山奥へ。
実は・・・目的地に到着まで写真がありません。
何故なら…道を間違えて、極狭の道に迷い込んでしまったのです。
しかも物凄い斜度で車が進めなくなる程…。
坂で進まなくなるのって初めて経験したかも。
ターンも出来ず、ニッチもサッチもという状態は久し振りで
相当焦ったので、写真を撮る暇と余裕は無かったのです。
いや…焦ったホント。
アスファルト道でタイヤが空転するなんて想像出来るかい…?
バックでジワリと下り、ここ最近では最大のピンチを脱しました。
ほのぼのとした海の雰囲気からこんなになるなんて。
油断大敵です。
道を聞いた地元の人にブルーベリーを頂いたりして
イベントはあったのですが、気が抜けてた為これまた写真無し。
友が呑気にしていたのが救い。
ささ、大回りしてやっと目的地に着きました。(苦労した描写ですが、普通に来れる場所です)
友がインスタグラムで見つけてたスポット。
上水之尾用水溜池。
ここは恐ろしくマニアックなスポット。
殆ど知られてないんじゃ…。
江戸時代に造られた農業溜池ですが、湧き水由来で水質は良いらしい。
水田用に使われた期間は短かかったようです。(案内板による)
かつてはタナゴやヤマメ(!)まで居たらしい。
今は鯉が泳いでます。
タナゴに限ってはまだ居そう。
さっきまで大焦りだったので、小さな溜池と言えど、落ち着く。
小さくても緑と光の差し込みが良かった。
湧水由来の池は、透明感がなくても清浄な雰囲気。
歴史上、ここら辺は風魔党の本拠地。
この水を飲んだりしてたのでしょうか…。
案内板を読み込むと、この上の山で鷹狩りをしていたようです。
その為の休憩所もあったみたい。
二本杉の横の空き地と書いてある。
まだまだ山奥へ行かないと無さそうだな…。
とりあえず道を上がって行きます。
歩くこと1分。
「あれって二本杉? 」
「そうっぽい」
「近い(笑」
よもやこんな近くにあるとは…。
もっと遠いのかと思った(笑
で、デカい。
そしてこの辺りは他にも増して空気が良い。
大きな杉の木の横に空き地。
なるほど…ここにあったのか…。
(撮影裏側)
なんて眺めていると水の音に気付いた。
杉の木の横に水が出てる…。
何か地元の人が使ってるような雰囲気!
これは完全に湧き水だ。。
さっきの溜池の源流です。
周りからも水が滲み出ていて、豊かな水量ドバドバです。
足を浸してみる。
おお…強烈な冷たさ。。
足を長く浸けてられない…。
「飲むでしょ」
「ゴクゴク…」
「…!!?…!!!!!!」
「おっ、お??美味い!!ゴクゴク」
なんとこの湧き水、歴代最高クラスの美味しさ。
冷たさ補正を差し引いても、トップに君臨するかも…。
透き通った口触りに柔らかな喉ごし…。
口に含むとキリッとしてるのに。
喉ごしに僅かなイガイガもないぞ。
いや、これを読んでゴクリとした全員に飲ませて差し上げたい。
何より、口に物を含んだ途端、目が「くわっ!」なんてなったの久し振り。
アホほど水筒を持っているのに、こんな日に限って持ってないんだな。
持って帰るのを切望したのですが…また来て飲むしかない。
美味い水は旅しない。
料理とか、コーヒーやお茶を淹れたらどうなっちゃうんだろう。
凄いかもしれない。
ポリタンクは匂い移るかな…。グランテトラだなぁ。
そんな感じで・・・この真夏に体の中も外も爽やかになりました。
見た目も爽やかになれば言うこと無いのですが、そうはいかないか。
ここはまた来よう。水汲みに(笑
2人の意見は超合致しました。
冷えて来たのでそろそろ山を降ります。
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小田原城付近まで来ました。
走行中に友が面白そうな所を見つけました。
車を停めて、蝉時雨の中を歩いて向かいます。
さてさて。
続きます。