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Sauntering  古錆日記・気に入った物、コトをつらつらと。

Journey to the Shore 4



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今夜はちょっと長め。
昨日PCがフリーズしてしまい、記事が無くなってしまいました。




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寄り道が続いています。



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ここは駅ですが、見て分かるように線路がありません。
この路線は10年前に廃線となりました。


記憶にある方もいると思いますが・・・原因は2005年の台風で路線がズタズタになったから・・・・。
その後も復帰の見通しが立たず、3年後、そのまま廃線となってしまいました。



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廃線直後と言ってもいい現在。
面影を語るには新しすぎる。


何もかも残っています。





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元々、時代の流れで廃線になる運命だったのかも・・・。



国道の整備が進んでいたので、車にあっけなくシフトできたようで
住人もそんなに不便を感じなかったそうです。
現在もこの路線にはバスが運行しています。





こんな姿はなかなか見られない。




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現在駅舎は公民館として使われています。






廃線後特有の悲しさや、切なさをあまり感じなかった。
こんな天気の中だからかなぁ。

そして、今ホームに電車が滑り込んできても、何ら違和感がありません。





これからの行程はこの廃線沿いを行きます。





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国道沿いにはこうした線路跡がたくさん。


次の寄り道はこの橋梁をくぐっていく。



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100歩ほど水平な道を歩くと・・・。



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見えてきました。





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良い滝!



この滝は「八戸観音滝」
名は体を表す、実に女性的な滝です。



サラサラと綺麗な水が落ちるさまは、清涼感たっぷり。
かなり古くから知られた滝のようです。

ここでもしばし涼をとる。
滝の下は独特の空気が漂っています。




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反対側には小さな橋が。
奥は多分旧道。

入り口の方に古い観音さまが祀られていました。




ささ、マイナスイオンたっぷりになった所で、戻ります。




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戻る途中、先程の橋梁が見えます。
在りし日は電車からこの滝が見えていたんでしょうか。
ここを通る時はスピードを落として、アナウンスとかしてたりして・・・・。



あ、橋梁に登る道がある。




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この上は歩けるようになっていました。
この橋のすぐ下で五ヶ瀬川(右の川)と合流しています。
ひょっとして全線こうして歩けるのか??
ガサガサ辿るのも良いテーマだろうな・・・。




何故この滝を発見したかというと・・・。


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国道沿いにこんな地味な看板があったからです。






今回は地図は見ないで大雑把に行きたい場所を決めて、道中の何かを探していく旅。(いつもか)
こうしたサインは見逃さず寄るようにします。
そのスタイルの旅の特徴は、予備知識が無いので初めて見るものばかり。



メリットは・・・驚きや感動がひたすら大きいこと。



デメリットは・・・深い歴史や意義、役割が深入りしないと分からないこと。
後で知って驚くこともたくさんあります。



一般的なガイドブックやwebで調べての旅だと写真があるので、現地に着いて確認作業的な部分があるのを否めない。
「あ!見たのと一緒だ・・」的な。
なので知らない土地に行く場合、極力写真入りガイドは見ないようにします。
(このブログでそれを言うのは矛盾していますが(笑





一番良いのは文字や伝聞でそこにそれがあるのを知ること。
そして、興味を持って行くことです。
道中に空想夢想が入り混じり、楽しみが尋常じゃありません。
紀行や古地図、文献を辿って行くのもゾクゾクするような面白さがあります。


でも、すでに存在していなかったり、道に迷うので一筋縄ではいかない・・・。
ガッカリすることもたくさん。



その点「ロンリープラネット」のガイドブックは優秀。
文字ばかりですが想像力が掻き立てられます。





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先へ進むとダム湖がありました。



このダム湖に鉄橋が架かっています。
その鉄橋は勿論・・・・。




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全く・・・なんて美しい橋なんだろう・・・。


上もひょっとしたら歩けそうな感じ。
周りには音もなく穏やかそのもの。
電車が通っている時はさぞ絵になっただろうなぁ。


こんな所が普通にあるなんて、九州は奥深い。




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道はこんな所を走っていきます。
崩れやすい上、険しい。


あ・・・。
落石防止ネットの裏に、滝が流れているのを発見。



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苔がモコモコ登っていきます。
凄い。




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ささ、暫く走ると集落に出ます。
そこには・・・。


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最後まで運行していた新しい車両がありました。
ん?なになに・・・宿になっている??

泊まれるのかっ!



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裏手に回ると、入れそうです。



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凄い綺麗です。(許可を取って撮影)
これ・・・ワクワクが止まりません。


えーと、4人部屋で1万円、個室もあるのか。
個室だと・・・さんぜんえん。


旅人の為にリンクを貼っておこう。
たまには役に立つ記事もあげるのです。


皆で泊まると絶対楽しいな。


裏はすぐに川が流れています。カジカガエルの声が郷愁を誘う・・・。
ここで幸せな一晩を過ごせる確信があります。


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しかし・・・思い出してしまった。
北海道1周した時、道の駅で電車に泊まれる場所があることを・・・。


そこはなんと無料で大部屋電源付き。
直近に温泉施設、定食屋あり。

そしてそして温泉から戻ると自分の寝袋に猫が寝ていた、というおまけ付き。

大部屋ならでは、旅人同士の交流も異常に楽しかったという事を・・・。
ポテトチップでご飯を食べる人を初めて見た所です。。


思い出しついでに、こちらもリンクを貼っておきます。





北海道に行ったら、必ず寄ってほしい場所です。
大事な事なので繰り返します。



必ず寄ってほしい場所です。





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さてさて、続きます。






Commented by mamako48722 at 2018-06-08 22:35
美しい写真にため息混じりで、食い入る様に拝見致しました。
自分の足で歩くからこその感動ですね!。
素晴らしいです。
Commented by sakanatsuko at 2018-06-08 23:17
コレなんだろう??は
いいですねぇ(*´ー`*)

行けないから、ここで皆さんと一緒に
おっ!?って楽しんでます
Commented by kkai0318 at 2018-06-10 22:52
黄葉さん

こんばんは~。
天気も良くて、いい景色をたくさん見られました。
九州の山里は本当に美しいと思いましたよ。
あまり時間にとらわれず、初めて見る景色を堪能しました。
ありがとうございます!
Commented by kkai0318 at 2018-06-10 22:54
さかなっこさん

こんばんは~。
疑問や好奇心は大事ですね~。
初めて知ることの楽しさはこうした旅の一番の魅力です。

さかなっこさんの好奇心なら、行けるはず(笑
この沿線は大きな感動がたくさんありましたよ~。
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by kkai0318 | 2018-06-08 21:41 | | Trackback | Comments(4)