ぐっすり寝た・・。
またしても眠りが深すぎて、家のベットにいる夢を見ました。
考えてみたら仕事終わりからそのまま出発したので・・・42時間起きていたことになる。
これは寿命が縮むな・・・もうやめよう。
さて、出発しますが、バイク屋さんを探さないと・・・。
っと、目の前に巡回しているパトカーを発見。
もう追いかけて聞いちゃいます。
すると、今いる場所から1km圏内に自転車屋さん(バイクもOK)があるらしい。
丁寧に電話番号まで教えてくれました。とても優しいお巡りさんです。
「お盆でも営業してるよ、あそこなら!」さすが・・・地域に密着しているだけあって詳しい。
お礼を言って、向かいます。近い上に、営業してるとは・・幸先がいいかも。
バイクを押しても元気。すっかり体が回復しています。
出発は遅れてしまいますが、続けられるだけ幸せです。
これも旅のひと場面と考えると気が楽になります。
運良くパーツもあって、色々話しながら見てもらいます。
頼らずに自分で出来れば良いのですが・・・。
鮮やかにテキパキと交換完了です。
こんなに普通に再開出来るのは、きっと運がいいのだろうな~。
お会計の時、目の端にパーツを売っているコーナーが。
そこには古いパッケージに入った「探見ライト」が。
「あの・・・これもくださいっ!」
「あ、これ?パッケージがボロボロだから・・・あげるよ!」
「え?そんな・・ちゃんと買います」
「いいって、古いものだから気にしないで。随分前からあるけど使えるよなぁ・・?」
「本当に何から何まで・・・ありがとうございます!」
という訳で・・・無事に路上復帰ができた上、予想外の物を見つけて更にウキウキ。
夜は必ず明けるんだよなぁ。
良くないことの後には必ず良い事があります。。
あぁ・・・普通に走ってる・・・。
当たり前ですが、当たり前じゃない。
何というか、ちょっとの匙加減で翻弄される事が良く分かった。
健康もそうですが、体調が悪くなった時に健康の有り難みが分かる。
しばらくしたら忘れてしまうのでしょうが、今はこの有り難みを噛み締めよう。
---------
それからは順調に北上を続けます。
道の横にこうした小屋があって、庇を借りて雨具を着たり脱いだり。
ここは余りにもいい雰囲気だったので、しばし。
よく見るとちゃんとホゾ切りがしてある。
ちゃんとした小屋掛けです。丁寧さはよく見ないと・・・油断が出来ない。
----------
走っていると色んな事に気付きます。
何十キロもポールにこれが貼ってありました。
ゆるキャラが決まってから、一つ一つ職員が貼っていったのか・・・。
物凄い量です。
一度気付いてしまうと気になってしょうがない。
バイクならではの視点でしょうか。
----------
天気は基本的にこんな感じです。
降ったり止んだりですが、降ることが多くなってきた。
でも進めるだけ幸せです。凄い。(まだ有り難みをかみしめ中)
すぐに橋を渡ります。
そこは、雄大な流れの北上川。
久し振りに目にします(去年振り)
川幅いっぱいの流れは大河の貫禄。水量の豊かさを表しています。
でっかいな・・・。
ここを越えると、盛岡が近い。
でもここからしばらく雨がバチバチです。
どんどん酷くなるだろうけど、何だか大丈夫。
根拠はないですが、大丈夫。
霧が降りてくる山々の遠景も良いものかも。
市街地を越えて、あっという間に緑の中。
盛岡って素晴らしい街だと思います。
ちょっと走ればこんな景色。
中学生の時に初めて長い旅をしたのが岩手。
冬に来て寒々とした景色に感激し、出会う人々はとても優しく、何もかも新鮮でした。
地域の差を肌で感じ、毎日トンブリを食べていました(笑
旅が終わりに近づくと、泣きたくなるほど横浜に戻るのが嫌だった記憶があります。
帰りの電車で岩手山が見えなくなるまで、ずっと目に焼き付けていました。
あの2週間は今でも宝物のようです。
そんな記憶が大人になってもしっかり根付いています。
雲に隠れているのは岩手山。
見たかったな~。
-----------
しばらく走ると国道4号線に別れを告げ、分岐します。
一気に自然の中に入っていく。
いかに4号線が街を結ぶ道だというのが良く分かる。
(センターラインをなぞりながら・・・。原付きあるあるかも。)
良い小屋。
東北らしい小屋。時間が経ち、歪んでいますが景色とよく馴染んでてみすぼらしくない。
何でこんな美しくて魅力的なんだろう。
今日はゆっくりと周りを見ながら。
いつの間にか夜に近付いてきました。
そろそろこの辺りでキャンプします。
続きます。