Sauntering  古錆日記・気に入った物、コトをつらつらと。

Coin



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今日から8月。

蝉の声も甲高く響いています。
蝉の多さは土地がほじくり返されていない証拠、安心します。




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さて。
今夜は平常運転、ちょっと珍しい物を。



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これは昔の枕ですが、こうして引き出しがあって、中には寛永通宝を入れています。(江戸期~明治初期まで使われてたお金)
上の部分がちょっとした窪みで置物に良いので、愛用中です。

いい感じの台形なので、普段は眼鏡や時計なんかを置いています。





んで、寛永通宝と8月で思い出した物がこれ。



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このカタマリのようになっている物。


古銭が焼けて溶けたものです。




来歴は1945年5月の横浜大空襲の際にこうなった物。
当時、かつての古銭を持っている人は依然として多かったようです。
そして空襲の折、貯金箱ごと焼かれたものと思われます。

寛永通宝は2種類、通常の銅銭と鉄銭が混じる。


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2種類あると分かったのは、融点の高い鉄の間にとろけた銅が絡みついている所。



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そしてもう一つ、これは形から推測するに、天保銭。
かろうじて楕円だったというのが分かります。
融点が低い銅製なので、ドロドロです。

溶けてポタポタと垂れた跡があるので、相当高温だったようで・・・。
その火災の激しさを静かに物語っています。

こういった物は「焼け銭」というようですが、ここまで激しいのは他に知らない。
空襲の激しさをこれを見る度に実感します。
恐ろしい。

語り継ぐものとして、大事に持っています。



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激しい空襲だった故、爆弾の数が膨大で、その数に比例し不発も多かったようです。(実験空襲だったらしい・・)
横浜市内でも、どこか掘れば焼夷弾が出てくるでしょう。
今でもたくさんあるに違いない。

事実、自分が小学生の時に畑に何本も落ちていました。
信管が抜けているかも分からず、持って帰ったりして遊んでいたという・・・。
無知とは恐ろしいものです。



夏で思い出したのと言うのは、終戦という事です。




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さて、寛永通宝。


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この「足」という文字が入っているのは、足尾銅山で産出された銅を使っている物。
通称「足字銭」と呼ばれるもの。
持っているのはこの一枚だけ。


近いうちにわたらせ渓谷鉄道に乗って、足尾銅山へ行こうと思っています。



しかし8月は遠出が出来るか・・・。






おしまい。






※インスタを始めて、ブログと連動してみました。
PCのみなので、リアルタイムじゃないのが特徴です(笑
ブログと同時にアップしていきます。










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Commented by magnifika-2 at 2017-08-02 06:29
とても興味深い投稿でした。溶け連なった「焼け銭」、迫り思わせるものありますね、、、
Commented by kkai0318 at 2017-08-03 01:11
magnifika-2さん

こんばんは~。
興味を持っていただいて嬉しいです。
背景を分からない人には、只の作り損ないのお金に見えますが・・・。
色々来歴を聞くと、戦時中の事が生生しく感じます。

これを見ると、激しさを目の当たりにします。
Commented at 2017-08-03 17:45
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kkai0318 at 2017-08-03 22:00
鍵コメさん(iさん)

こんばんは~。
ホント生きているだけでありがたいって時代だったようですね。
いろんな方から話を聞くとホント今が恵まれているなって思います。

ステッキ(ウオーキングスタッフ)手に入れたんですね。
確かトネリコだったと思いますよ。
彼の地では若い人たちも持って歩いていました。

まあ、その話はもういいじゃないですか(笑
インスタは自分でもびっくりです。
Commented by sakanatsuko at 2017-08-05 10:50
戦争のお話、哀しかったり辛い話なんですよね
けど聞くのは嫌では無く
むしろ聞き入ってしまいます
でも
それを伝えることが出来ないのが残念なところです
こういう形で語り継ぐのもあるんですね

お金、たまたま中古屋さんで安くて
ペンダントとかアクセサリーに良いかなと買ったままボードに掛けてあるだけの寛永通宝が一つだけあります
裏は作ったところなんですか?
私のは「文」てなってます
なんだろなーってワクワクしたので
今頃ですが検索してみます♪
Commented by kkai0318 at 2017-08-06 00:05
さかなっこさん

こんばんは~。
戦争の話はいつも自分から聞きに行っているくらいです・・。
聞き入ってしまいますよね。言問橋の話とか聞いた時はショックを受けました。
伝えるとは難しいですが、機会がある時にちゃんと説明できればな、と。

寛永通宝は文銭ですね。
裏は作った場所や時期です。フォントも微妙に違かったりするんですよ。
結構体系化されているので、持っているものは探しやすいかもです。
島屋文銭だと凄いかも・・。
探してみてくださいね~。
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by kkai0318 | 2017-08-01 23:44 | その他 | Trackback | Comments(6)