2012年 05月 16日
TETRAS
水筒です。
だいぶ昔、丹沢のある小屋の方から頂きました。
元々このメーカーラインナップは丸いモノばかり。
当時はグランテトラと知らずに使っていました。
今よりも状態が良かったのですが山で落としたり、転がったりと過酷な扱いを受けている水筒。
これでもか、という位ボコボコ。
天気のいい日、辿りついた岩の上でザックを降ろし、ひと息。
歩いてきた山道を目で辿りながら、苦労して登った行程を想います。
汗を拭きながら天蓋に入ったこいつを取り出す。
保温の無いアルミ、山の空気でいつの間にかヒンヤリしています。
特徴ある金具をゆっくり持ちあげ、蓋を開ける。
開ける時、気圧差で炭酸の様な「シュポッ」という音がする。
琺瑯のような、ぬめりの感触とふくよかな持ち心地が、山に来た事を実感させます。
何故かこの水筒で飲む水は旨いんだよな…。
山の感触を思い出すように、しばらく街でも持ち歩いていましたが
何か味が違う。
やはり山の道具は山で使うのが一番ですね。
ピッケルと同等の、特別な山道具。
これまでいっしょに山を登ってきた相棒なんですね。
こんばんは!あちこち連れていきました。これが無い時は少しそわそわします。どういう形になっても使い続けて行きたい道具です。
今はこういった塗装の厚い水筒ってないですね。
手触りもぬるっとしています。