2012年 01月 23日
edge tool
全てがオレンジ色に染まる時間に食事を済ませ、焚火を始めます。
これから来る夜を考えながら、明日の天気を案じます。
焚火の音だけの、とても静かで穏やかな時間。
そんな時、木を無意識に削ってるのが好きです。
彫刻家の様な慎重さと、子供のような軌道の無い意思で削っていきます。
稀に、鳥の様な形になったり、魚になったり。
まるでメディテーションのような行動ですが、不思議とそれ以上リラックスする方法を知りません。
ナイフを使う。実用的にキャンプで大事な物です。
しかしこういった事に使うのが一番、らしい。
さて。
アメリカ、オレゴンのハンティングナイフと、フィンランドのフィレナイフ。
これはお気に入りのKERSHAW。
日本のKai製。実は子会社なのです。
オピネルのNo.8よりも小さいのですが、剛性が比べ物にならない。
握りの良さと、重さ、雰囲気がいかにも。
変わってこちらはフィンランドらしい、伝統的な形を踏襲しています。
非常にフレキシブルな刃で、くねくね曲がり良く切れます。
ステンレス製。
非常に軽くてオピネルよりも気軽かも。
ハンドルのニスが気に入らないので、近日剥がしてオイルフィニッシュ予定。
この形が気に入った!という方は、もうちょっと良質な物をお勧めします。
これは汎用品レベル。ガシガシ使うのにいい。
今ではオピネルの気軽さに押され、出番少ないナイフ。
本格的(?)に木を削るとき、持って行きます。
オピネルではカバーできない場面も多々あり。
非力な”ホモ・ルーデンス”に大事な道具。