2011年 12月 19日
summit
上へ。
下の天気と180度違う。
風が強く、地吹雪が目に痛い。
眼鏡を掛けてもすぐに真っ白、あっても無くても一緒。
時折呼吸の様に強風が吹きます。耐風姿勢をやることになるとは…。
ただ、この緊張感がたまらなく気持ちいい。
最近ノンビリばかりしていたので、何かマズい気がしていたのです。
ノンビリは歳とってからやればいいや。
やっぱり心がヒリヒリするような事は楽しい。
視界悪く風強し。
カーミットチェアを持ってきて、パイプで一服を目論んでいたのだから
この現状になんか笑えます。
エビの尻尾もちょっと出来てる。強風の為、雪が飛ばされています。
全てが凍ります。
一眼のモーターも怪しく、AFがスロー。異音がします。
モニターは凍りつき、真っ白で何も見えない。
服に氷がまとわりつき、ザックもすぐにこの通り。
温度計はマイナス20℃に届くか、その辺り。
はっ!あんぱんをザックに入れてた。
取りだしてみたら、あんこが釘を打てそうな(大げさ)硬さに。
朝ご飯らしからぬ姿に…。許せあんぱん…。
お腹に入れて温める”カンガルースタイル”を忘れてました。
アイゼンはカジタックスの12本爪。
頂上から近くの派生ピークを3つ程歩く。
体温がどんどん奪われます。
しかし笑えるくらい気持ちは軽い。