2011年 08月 30日
夏の終わり
魚好きの自分には嬉しい頂き物。
構図は力強くて躍動感のある「鮎」の図。
作家さんモノのようです。
顔料は日本画でも使われている、岩絵の具。
扇子の題材としては珍しい発色の群青…ラピスラズリ?瑠璃色?。
水を表す青で、広げると涼しげです。
”追い星”と呼ばれる黄色い小判状のものが鮮明に描いてあり、背は黒ずんで力強く盛り上がり
やる気満々な野生鮎を表現しています。
更に脂鰭がちゃんと赤橙(あかだいだい)色に染まっています。
釣り人、か…?
Mさん、大事に使います。
鮎くれてよらで過ぎ行く夜半の門
蕪村
蕪村繋がりで…。
太祇も取り上げます。
かくぞあれ鮎に砂かむ夜べの月
炭太祇
そろそろ空気に秋が混じってきてますね。